石膏ボードは現在日本の建物の内装や間仕切りに広く使われており、解体工事の際や新築工事の場合はその処分が必要となり、処分費用が発生します。
石膏ボードの処分費用は工事全体のコストに大きく影響するため、できるだけ費用を抑える方法を知っておくと良いでしょう。
この記事では、石膏ボードの処分費用の概算と、それを安く抑えるための具体的な対策について説明します
石膏ボードの処分費用
一般的に、石膏ボードの処分費用は1トンあたり数千円から数万円とされています。
これは地域や業者によって異なり、処理施設の設備や処理方法によっても違いが出ます。
特に、石膏ボードに壁紙や異物が付着している場合は分別作業が必要になり、処分費用が高くなる傾向があります。
つまり、費用は石膏ボードの量だけでなく、その状態によっても変動するのです。
1. 分別作業を事前に行う
石膏ボードに壁紙や異物が付着していると、そのままではリサイクルなどが難しく、処分費用が大幅に上がります。
これを防ぐため、事前に自分で分別作業を行い、純粋な石膏ボードの状態にしておくことが大切です。
特に、異物の付着を取り除くことで、業者に追加作業を依頼する必要がなくなり、コスト削減につながります。
分別は手間がかかりますが、結果的に全体の処分費用を抑えることができます。
2. 雨などに濡らさない
石膏ボードは吸水性が高く、雨や湿気にさらされると重量が増し、処分費用が高くなります。
さらに、湿気を吸収すると劣化し、処理施設での取り扱いが難しくなるため、費用全体が上昇するリスクもあります。
これを避けるためには、防水シートやタープを使って保管するなど、雨から石膏ボードを保護することが重要です。
解体作業中や作業後に天候が悪くなることが予想される場合は、しっかりとした雨対策を施して、ボードを濡らさないようにしましょう。工事スケジュールを降水確率の低い時期に調整することも有効です。
3. 良いボードと悪いボードを混載にしない
石膏ボードの処分費用に影響するもう一つの要因は、良質なボードと劣化したボードを混載しないことです。
リサイクルが可能な良質なボードと、壁紙や他の異物が多く含まれた劣化したボードを混在させると、全体がリサイクルに適さないと判断され、処分費用が高くなる可能性があります。
これを避けるため、処分前にボードの状態を確認し、品質ごとに分類するようにしましょう。
品質の異なるボードを別々に処分することで、リサイクル可能なボードは低コストで処分でき、劣化したボードに対する高額な処分費用を避けることができます。
まとめ
石膏ボードの処分費用を抑えるためには、事前の分別作業、雨対策、そして良質なボードと劣化したボードの分別が重要です。これらの対策を行うことで、処分にかかる費用を効果的に削減し、全体の解体コストを抑えることができます。
株式会社BLASTでは石膏ボードの処分,収集運搬を行なっておりますので是非何かありましたらお気軽にお問合せください。