宇部市宮地町にある、木造の長屋を解体させて頂きました。
こちらは、一見すると通常の木造平屋住宅に見えますが、2世帯住宅の長屋となっております。

建物の大きさが同じでも、お風呂屋やトイレなどの水回りの設備が世帯数分ございますので、世帯数が増せば増すほど解体費用は上がる傾向にあります。
まずは、屋根材を人力で撤去すると同時に飛散防止の仮囲いを設置していきます。

建物の解体は、一気に全部崩すのではなく少し崩しては人力で廃材の分別作業をして廃材を処理するという作業を繰り返していきます。
実は、解体工事で一番時間や手間が掛かる作業がこの廃材仕分け作業で、さらに分別する科目は年々と細分化されきております。
よくお見積り段階で「思ってたより工事費が高い」というお声を聞きますが、その理由が昨今の物価高騰及び分別処分に要する作業数の増加となります。

この分別作業は当社だけでなく、解体施工業者でしたら皆しなければならない作業となります。
つまり、裏を返せば分別作業を省略することが出来れば大幅に工事原価をカットすることが可能です。
そのため、当社含む各社は専用の機械や設備を導入したり作業技法を工夫したりして日々切磋琢磨しておりますが、中には不法投棄を前提とした悪質業者が存在するのもまた事実です。

当然、不法投棄が発覚した場合は施工した解体業者は罰せられますが、その解体業者が不法投棄をしているのを施主様が予め知っていたとみなされた場合は施主様自身も罰せられてしまう可能性がございます。
上記のリスクもあることから、悪質な解体業者へは依頼しないことが重要となります。
悪質業者の見極め方としましては、まずお見積りが相場より大幅に安いことが挙げられます。
その安い理由を明確に説明出来る解体業者であれば問題ございませんが、答えが曖昧、頂いたお見積りの項目がかなり大雑把（解体工事一式〇〇円のみなど）の場合は要注意です。

解体工事の施工費用は安いことに越したことはございませんが、安すぎることによるリスクというものも存在します。
解体工事の依頼は、施主様自身が安心して任せられると思える業者へ依頼しましょう。

場所	山口県宇部市宮地町
建物	木造平屋建2世帯長屋
工事内容	解体後粗整地仕上げ
坪数	約20坪
工事費用	90万円