美祢市倉庫解体工事

皆さん、今年のお盆休みはどのようにお過ごしされましたか？

去年よりアフターコロナに転じたことにより、段々と従来の大型連休のように各行楽地は観光客で賑わっているようですね。

しかし、8月8日に発生した日向灘地震を皮切りとした南海トラフ地震臨時情報の呼びかけに加え、8月15日には岩国市で山口県内観測史上最も高い39.0度という猛暑を記録するなど、不安も多いお盆休みとなりました。

この時期は、屋外はもちろん屋内でも熱中症になる恐れがございますので、こまめな水分補給を行うなど体調には十分にお気をつけ下さい。

さて、今回の物件は美祢市の中心地からほど近い閑静な住宅街にて、木造倉庫の解体を施工させて頂きましたのでご紹介致します。

建物自体は床や内装材など無く、基礎もコンクリートブロックによる簡易的な基礎のため、容易に解体することの出来るものとなりますが、建物周囲には住宅や道路が面しているため、細心の注意を払いながら解体工事を進めていく必要がございます。

物件詳細

所在地	山口県美祢市
建物の種類	木造倉庫
解体面積	10坪
工事内容	建物解体工事、廃材処理

解体工事の背景

今回の施主様は、こちらの物件を相続にて取得しましたが、施主様自身が山口県外に在住なため、今後の管理が困難になることから建物の解体をご検討下さいました。

建物自体は柱や梁などが腐食していることもなく綺麗ですが、元々が簡易的な造りなため今後地震や台風などの災害時に倒壊してしまう恐れもありました。また、近くに学校があり登下校の生徒が往来することも解体工事を決行する大きな要因となりました。

工事の詳細

工事準備

解体工事に先立ち、まずは現場調査を行い、解体箇所の確認と搬出経路の確認や搬出方法など工事をスムーズに運ぶ為の計画を立てていきます。

この工程にて、搬入する重機の大きさや台数、現場入りする作業員の人数、運搬用トラックの台数、その他必要となる工具の有無などを算出していきます。今回は建物自体は小規模なことから、小型重機1台を搬入して解体工事に当たります。

解体前の作業

工事期間中、主に以下の手順で作業を進めていきます。

現場準備：まず初めに建物内の残置物や設備を全て撤去し、解体工事に支障が出ないようにします。
建物の解体：建物の上物及び基礎部分を慎重に撤去していきます。
廃材の分別と処理：木材、金属、瓦礫類などの廃材を分別し、限りなくリサイクルができる様に施工いたしました。

今回の倉庫には設備はありませんが、木材などの残置物が残っていたためまずはこちらを撤去していきます。

残置物も一般家庭ごみ同様、燃えるゴミや燃えないゴミなどの分別が細かく決まっているため、基本的にはすべて人力にて分別作業を行います。

上物の解体作業

建物内の残置物撤去を終えると、次は上物の撤去工事となります。上物の解体作業は、今回搬入した小型重機にて施工していきます。

しかし、一見すると建物自体は簡易的な造りなため容易に解体することが出来るように見えますが、状況次第ではむしろしっかりとした一般住宅よりも解体作業が困難となるケースが考えられます。

今回の物件はまさにそのケースに当たり、建物が脆弱な故に少しの衝撃で一気に倒壊してしまう危険性がございます。

まだ周りに何もないような広い敷地の解体工事でしたら大した問題にはなりませんが、今回のように隣の家や道路に面している物件の場合、崩壊の仕方によっては大きな問題に発展してしまいます。

そのため、予期せぬ崩壊を防ぐため重機を使いながら慎重に解体作業を進めていきます。